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sexta-feira, 12 de junho de 2009

ブラジル・サンパウロのグラフィッチ(壁絵) その274 Os gêmeos 133。

ブラジル・サンパウロの中心部に多いグラフィッチ(壁絵)。

ブラジルでは、あの壁絵の類をグラフィッチGrafittiと呼ぶ

サンパウロの数あるグラフィッチの中でも、もっとも絵画的に鮮やかで、
かつ、その地域にマッチしている作品を描き続けている作家は、何と言っても、
有名なパンドルフォ兄弟である。

二人は、双子のなので、
Os gêmeos(=双子の意味)と名乗り、作品のそばに署名を残している。

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このOs gêmeosについては、
雑誌Pen誌で、
すでに2005年にとり上げられている。

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パンドルフォ兄弟は、多作である。
国際的に有名になった今でも、描き続けている。

彼らの多くの作品は、かなり治安的に問題があるところにある。
サンパウロ市の中心部周辺のカンブシCambuciリベルダーヂLiberdadeベラ・ヴィスタVela Bistaのそれも低地地区にほぼ集中している。
カンブシは彼らの出身地区で、各ブロックごとに、作品があるといえるくらいだった。

2008年から、パンドルフォ兄弟の作品のみならず、
サンパウロ市内で次々とグラフィッチが、
サンパウロ市当局によって、執拗に塗りつぶされ続けていった。

過去に紹介してきたグラフィッチ作品はもうかなりなくなっている。

作品の撮影には、かなり手間暇がかかったところもある。
作品を発見しても、その時は周囲の治安の問題などで、撮影不可能と判断して、
最適な撮影場所やタイミングを求めて、何度も通ったところもある。

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3月頃に、
パンドルフォ兄弟の活動が一時盛んになっていて、
グラフィッチを続々と発見できていたのだが、
4月になってからは、
また新作を発見できなくなっていた。

彼らも、
活動が国際的になっていることもあり、
多忙なときもあるのだろう。

このところ、
探し見つけることが容易ではないことと、
撮影する前に消されてしまうようなこともあり、
いささか疲れてしまっている。

果てしなく続くこのパンドルフォ兄弟の作品の探訪に、
かなりの時間とガソリンとエネルギーを使ってきた。

勇気と気力もかなり必要だった。

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サンパウロ市の歴史的中心部の南側に位置するリベルダーヂ地区とベラヴィスタ地区の間には谷があり、そこをサンパウロ市を南北に貫通する大幹線道路のヴィンチ・トレース・ヂ・マイオ大通りが通っている。
このために、リベルダーヂ地区とベラ・ヴィスタ地区を結ぶためにそのヴィンチ・トレース・ヂ・マイオ大通りを跨ぐ陸橋が3本ある。
その一つがペドローゾ陸橋である。
ペドローゾ通りの陸橋だから、ペドローゾ陸橋である。

この陸橋両端から、、南北両方向ともヴィンチ・トレース・ヂ・マイオ大通りへアクセスすることができる道路がある。

その一つで、
ベラ・ヴィスタ側から、南に向かってヴィンチ・トレース・ヂ・マイオ大通りにつながる道路がある。
名前がついていないようでもあり、Rua Koko Ichikawaという名前があるという説がある。
最近ついたのかもしれない。

Ichikawaという名前なので、当然日本人もしくは日系人の名前であることは間違いない。
このサンパウロで、Koko Ichikawaという名前の著名人は、
Kibou-no-ieという障害を持って生まれた子供の施設の設立と運営に尽力された方のことだと思う。

そのヴィンチ・トレース・ヂ・マイオ大通りにつながる道に、パンドルフォ兄弟の作品を発見した。

ペドローゾ陸橋は、その道路の面の下に、あるスペースがあり、陸橋の歩道の真ん中付近ある階段を下りていくようになっている。

そのスペースとは、路上生活者のための、シャワーや洗濯の施設であり、そしてそこでは食事も供している。
市の施設で、NGOが運営しているようだ。

こういった施設は、サンパウロ市の中心部に何カ所かある。
いつでも開いているのではなく、時間が決まっている。

だいたい夕方になると、それらしい人たちが大挙して集まっているので、そういう時間だということがわかる。

でも、そういう時間でなくても、あまり動きたくない人たちが多いので、その付近には、そういう人たちが多い。

ヴィンチ・トレース・ヂ・マイオ大通りへの道にも、そういう人たちがおられて、ちょっとした決断が必要だった。

そもそも見つけたのは、夜の20時半頃だった。
さすがに、そのときは撮影をするわけはない。

日を改めて、昼間に、ペドローゾ通りの近くに車を止めて、歩いて、現地に行くことにした。

さりげなく、その道路を下った。
左手に、お休みになっている方がいた。
Sps20090601ck

背後に気をつけながら、進んだ。
ヴィンチ・トレース・ヂ・マイオ大通りへの合流までは200メートル以上はありそうだ。
Sps20090601cl

住民の方の家財道具一式が積まれているところに、パンドルフォ兄弟のグラフィッチがあった。
Sps20090601cm

道を渡って、正面から撮影した。
Sps20090601cn

やや近づいて、撮影した。
住民の飼い犬が、鎮座していた。
吠えなかったので良かった。
実は、住民の方は、毛布にくるまって、ご就寝中だったのだ。
Sps20090601co

全体像だ。
Sps20090601cp

道路をもう少し下ったところから、撮影してみた。
Sps20090601cq

非常に新しい作品で、このときはまだ描かれて何日もたっていなかったようだった。
Sps20090601cr

やや緊張した撮影だった。

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