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quarta-feira, 24 de junho de 2009

ブラジル・サンパウロのグラフィッチ(壁絵) その281 Os gêmeos 140。

ブラジル・サンパウロの中心部に多いグラフィッチ(壁絵)。

ブラジルでは、あの壁絵の類をグラフィッチGrafittiと呼ぶ

サンパウロの数あるグラフィッチの中でも、もっとも絵画的に鮮やかで、
かつ、その地域にマッチしている作品を描き続けている作家は、何と言っても、
有名なパンドルフォ兄弟である。

二人は、双子のなので、
Os gêmeos(=双子の意味)と名乗り、作品のそばに署名を残している。

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このOs gêmeosについては、
雑誌Pen誌で、
すでに2005年にとり上げられている。

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パンドルフォ兄弟は、多作である。
国際的に有名になった今でも、描き続けている。

彼らの多くの作品は、かなり治安的に問題があるところにある。
サンパウロ市の中心部周辺のカンブシCambuciリベルダーヂLiberdadeベラ・ヴィスタVela Bistaのそれも低地地区にほぼ集中している。
カンブシは彼らの出身地区で、各ブロックごとに、作品があるといえるくらいだった。

2008年から、パンドルフォ兄弟の作品のみならず、
サンパウロ市内で次々とグラフィッチが、
サンパウロ市当局によって、執拗に塗りつぶされ続けていった。

過去に紹介してきたグラフィッチ作品はもうかなりなくなっている。

作品の撮影には、かなり手間暇がかかったところもある。
作品を発見しても、その時は周囲の治安の問題などで、撮影不可能と判断して、
最適な撮影場所やタイミングを求めて、何度も通ったところもある。

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最初の作品は2月に発見していたのだが、その後にもそのあたりに新たな作品が描かれていったところがある。
今まで紹介した中でも、撮影のためにもっともその胆力を必要とした作品群である。

作品があった場所は、
サンパウロ市の歴史的中心部セントロとその西側のコンソラソン地区の境にあるフランクリン・ルーズベルト広場の地下を通っている、サンパウロの東と西を結ぶ大幹線道路のラヂアル・レスチ・オエスチという道路壁である。
Sps20090613czb

そして、5月になって、この地下トンネルに、パンドルフォ兄弟の作品が大量に描かれた。
Sps20090613cza

探索行の続きである

5番目の作品の撮影を終え、さらに南のヴェラ・ヴィスタ方向に歩を進めれば良かったのだが、そうしなかった。

その先約70メートルのところにも、実はもう一つ作品があった。

この作品は、ラヂアル・レスチ・オエスチが、南から北への方向の場合は、ノーヴェ・ヂ・ジューリョ大通りか通る渓谷をを陸橋で越えるあたりから、ルランクリン・ルーズベルト広場の地下トンネルに向かって、下りのスロープになっているあたりの道路壁に描かれていた。
暗いところにある作品ではなかったので、十分に視認できていた。

この作品も、撮影予定に入っていた。

だが、5番目の作品と、色や構図が似通っていた印象を得てしまい、撮影してしまったと思ってしまったのだ。

わずかの間に5つの作品の作品を撮影し、それで満足していたのかもしれないし、
トンネル内の雰囲気から一刻も早く抜け出たいという急いた気持ちがあったのかもしれない。

ラヂアル・レスチ・オエスチは、自動車専用道路で、交通量も多く、とても車道を横断して、反対側に移って、あたりを俯瞰することができるところではない。

それで、5番目の作品の撮影の後で、後戻りをし、コンソラソン通りに面した出口から、普通の世界に戻った。

翌日の午後遅く、
再び現地を車で通ったときに、
その撮影予定だった作品を実は撮影をしていないことに気がついた。

そのときすぐに、現地に戻って、撮影しておけば良かったのだが、
「明日にしよう」と考えてしまった。

これが、決定的な間違いだった。

その翌日には、その作品は、もう無くなっていた。
正確に言うと、別の文字絵によって、塗りつぶされていたのだ。
それも、パンドルフォ兄弟によって。

その残骸というのか、痕跡を、撮影した。
Sps20090613cz

Sps20090531ch

Sps20090531cd

Sps20090531cf

Sps20090531ce

この作品は、トンネル内にあるわけでもない。
屋外で光量が十分にとれるので、
アウグスタ大通りの陸橋脇からラヂアル・レスチ・オエスチの反対車線の路側帯に降りると、
そこから、作品の正面まではわずかな距離であり、比較的安心して撮影ができるのであった。
Sps20090601cg

わずかに、元の作品が透けて見えるのが非常にむなしい。
Sps20090605czk_2

Sps20090531cg

やはり、作品を発見したときには、
万難を排して、一刻も早く撮影しなくてはならないことを改めて肝に銘じた次第である。

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