ブラジル・サンパウロの「サンパウロ州伝統文化フェスティバル2009」 その1
待ちに待ったイベントが、今年もまた始まった。
サンパウロ市で行われるいろいろなイベントの中で、もっとも興味を持っているのが、
9月11日(金)から20日(日)まで、
サンパウロ市西部のアグア・ブランカ公園(通称)で始まった。
「サンパウロ州伝統文化フェスティバル200913" edição do Revelando São Paulo- Festival da Cultura Paulista Tradicional」である。
サンパウロに3-4年という短期でしか滞在しなくて、サンパウロに文化などないという先入観を持っている人には、つまらないイベントかもしれないが、多分言葉とそしてカトリックやイベリア半島系の文化に興味がある人にはおもしろいところもあるのではないかと思う。
この何年か、期間中は毎日通い込んでいる。
今年もそうするつもりである。
来場者には、日本人どころか日系人もほとんどいない。
「焼きそば」も「テンプラと称する食べ物」も全くないところがよい。
ステージで行われる次々と行われる出し物にも、日系的なものは全くなかったのだが、今年は「琉球太鼓と称するもの」の一団が参加している。
レジストロRegistroのグループだそうだ。
サンパウロ州の伝統文化ということで、
大体18世紀後半の欧州移民の到来前までの時期にルーツを持つものが多いようで、
つまりポルトガルなどのイベリア的なものと、そしてそれに奴隷としての黒人が持ち込んだ西アフリカ的なものが絡んだような文化が主なのだ。
最も年々立派になっていく中で、それらも変容しているようだ。
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