ブラジル・サンパウロのコンサート2008 その68 ロベルト・メネスカル。
2008年10月24日以来、”Ivan Lins”を最後に、コンサートについて取り上げていなかったのだが、
また始めている。
サンパウロでは、12月の中旬から約2ヶ月間と、7月は、コンサートが少なくなる。
特に、クラシックのフル・オーケストラによる演奏会はまずない。
12月中旬からは、クリスマス休暇だし、夏休みのシーズンだからだ。
7月は、サンパウロ市ではなくても、高地で寒いカンポス・ドジョルドンという富裕層の別荘都市では、寒さを楽しむこの時期にクラシックコンサートが開催されている。
その他のポピュラー音楽でも、これらの時期はどちらかというとショーが少なくなる傾向がある。
ブラジルでは、
クラシックのコンサートをConcertoといって、
その他の音楽のコンサートはShowといって区別しているようだが、
ここではすべてコンサートとする。
随分とたまっているので、2008年の分を、急いで紹介しておきたい。
コンサートの音源は、音質に難がある場合もあるが、ほとんどあるのだが、
スペースの問題で、当分の間、省略する。
※ブラジルのコンサートの様子をどうしても知りたいという、希望者があれば、
何とか対応したい。
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またまた、古い話になるのだが、昨年2008年6月28日(土)21時から、
サンパウロの「メモリアル・ダ・アメリカ・ラチーナ」内にあるシモン・ボリヴァール公会堂で、
行われた、あのロベルト・メネスカルRoberto Menescalも出演したコンサートに行った。
コンサートは、ほぼ月例となっているOrquestra Jovem Tom Jobimという楽団員が若いオーケストラのコンサートで、この時は、「リオ・デ・ジャネイロとサンパウロのボサノバ」というテーマであった。
2008年は、「ボサノバ50年」ということで、そう多くはなかったが、それにちなんだコンサートが1年を通していくつか開催された。
ボサノバの時代を生きた音楽家たちは、すでに亡くなった人も少なくないが、伝説に生きている人も少なくないが、ロベルト・メネスカルもそういう一人ともいえる。
彼自身は、あの短いボサノバの時代に、何枚かアルバムを出してはいるが、その後はプロデューサーとして活動をしていた。
何十年かの空白の後にまた、自身のアルバムも発表したりしている。
サンパウロの代表として、ルイス・ロベルト・ヂ・オリヴェイラが出てきたが、彼自身もいろいろな人のアルバムには参加しているが、はやりあの時代の後は表に出てくるような活動はしていない。
知名度は高くない。
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