第29回サンパウロ・ビエンナル その1 ポスター発表。
今年2010年は、2年に一度の「サンパウロ・ビエンナル」の開催年に当たる。
※※「サンパウロ・ビエンナーレ」ではない。
「サンパウロ・ビエナウ」の方が、より正確だろうが、
今まで「サンパウロ・ビエンナル」としてきたので、
ここではそのまま踏襲する。
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サンパウロ・ビエンナル財団Fundação Bienal de São Pauloは、9月21日(火)から12月12日(日)まで開催されることが予定されている、第29回のこの美術展のポスターを発表した。
サンパウロ・ビエンナル財団のデザイン及びビジュアルID・チームのコンセプトで、ポスターは、アラゴアス州出身の詩人のジョルジ・ジ・リマの言葉"Há Sempre um Copo de Mar para o Homem Navegar"をベースにしている。
この言葉は、第29回サンパウロのタイトルともなっている。
ポスターは、先週、このイベントの最初の講演が行われたアレーナ劇場Teatro de Arenaの入り口に掲げられた。
財団によると、このポスターは、今回のビエンナルの「平易な隠喩」"metáfora singela"となっている。
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"Há Sempre um Copo de Mar para o Homem Navegar"の、的確な訳を思いつかない。
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あまりにお粗末だった第28回サンパウロ・ビエンナルのあとなのだが、
財団にお金がないのは変わりがないようだ。
昨年11月だったと思うが、
展示企画責任者(=学芸員ではちょっと説明がたりない)を補佐する”外国人”企画員7人が発表されたが、その一人は日本人女性だった。
招待作家も、第1陣が発表されているが、その中には日本人はいなかったようだ。
サンパウロ・ビエンナル財団のサイトは、全く更新がなされておらず、
公式発表を、今のところ、見つけることはできない。
マスコミや美術関係のサイトや美術関係者のブログなどから、情報を得るしかない。
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