ブラジル・サンパウロで、「おかま」が盗んだバイオリンが見つかった。
2万レアル(=約110万円)の価値があるバイオリンを持っていて、12日(金)におかまの強盗にあってそれを盗まれた25歳の音楽家músico が、そのバイオリンviolinoを買った人からの情報を得たあと18日(木)の夜に楽器を取り戻した。
その若者は、楽器のために300レアルを報償として提示までしていたが、それを取り戻した人からは断られた。
音楽家のアンリ・ダウソンHanry Dawsonによると、彼が演奏しているオーケストラの練習をしていた21時30分過ぎに、彼のバイオリンを持っているという人からの電話を受けた。
その人は、おかまtravestiから200レアルでその楽器を買ったと話した。
しかし、そのあとでそれが盗まれた者であることを報道で知り、返したいという。
アンリ・ダウソンはその人は身分を明らかにしたがら無かったと明言し、
バイオリンをイタジュバ通りrua Itajubáの広場にバイオリンを置くことを取り決めた。そこで、音楽家が楽器を取り戻すことができるはずだ。
そのあとで、楽器の買い手はアンリ・ダウソンにまた電話をしてきて、楽器がすでに彼の手にあるのかを確認した。
アンリ・ダウソンは、バイオリンを取り戻せてとても幸せで、返してくれた人に感謝していると明言した。
アンリ・ダウソンが提示していた300レアルの報酬は、支払われることはなかった。
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いい話なのかどうかわからないが、
とにかくバイオリンは元の持ち主に戻ったわけだ。
アンリ・ダウソンが、必死になって探し、マスコミにも連絡をし、それが記事になったことが、解決につながったわけだ。
バイオリンをおかまから200レアルで買った人は、200レアル損をしたことになる。
おかまから取り戻すのだろうか。
このバイオリンが見つかったイタジュバ通りは、
パカエンブー地区にあるアラサ墓地の裏の通り。
最高級一戸建て住宅街なので、
昼も夜も歩く人は全くいないところだ。
拙宅からは、約500メートルのところで、こんなことが起きていたわけである。
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