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quinta-feira, 1 de abril de 2010

ブラジル・サンパウロのコンサート2009 その13 Billy Branco, Doris Monteiro。

2009年に行ったコンサートについて、紹介をしている。



2009年は、歴史的中心部セントロにあるサンパウロ市立劇場が、2度にわたり改装を行い、ほとんど閉鎖されていたことで、このサンパウロ市立劇場にはほとんど行くことができなかった。

今も、まだ閉鎖中である。



このサンパウロ市立劇場は、サンパウロ市立交響楽団などのコンサートがほぼ開催されていたのだが、ことしは、別の小さな会場に移して、演奏を行っていた。



このことと、演奏のプログラムにあまり好みのものがなかったこともあって、2009年は、クラシックのコンサートにほとんど行っていない。



12月の第1週までに、40をちょっと越えたくらいのコンサートに行っている。

2008年よりも、10ほど少ない。



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ブラジルでは、

クラシックのコンサートをConcertoといって、

その他の音楽のコンサートはShowといって区別しているようだが、

ここではすべてコンサートとする。



コンサートの音源は、音質に難がある場合もあるが、ほとんどあるのだが、

スペースの問題で、当分の間、省略する。

※ブラジルのコンサートの様子をどうしても知りたいという、希望者があれば、

 個人的に何とか対応したい。



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2010年も3ヶ月が過ぎたのだが、

すでに、18のコンサートに行った。

それなのに、ここでの紹介は今だ2009年の、それもやっと13番目である。



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2009年8月22日(土)19時00分から、

サンパウロ市の歴史的中心部セントロの、そのまた中心のセ広場にある、

Caixa Culturaで開催されたのが、”ドリス・モンテイロとビリー・ブランコ(Doris Monteiro e Billy Branco)”のコンサートである。

Sps20090822cxa



知っている人がいるかどうかわからないが、

ともにすでに「生きる化石」と言っても良いような年齢に達している方々である。



特に、ビリー・ブランコは、85歳である。

ボサノバ世代の男性としては、もう数少ない生き残りである。



ただただ、そのビリー・ブランコの尊顔を拝したくて、行ったわけである。



会場は、

元は銀行であった古い建物のロビーで行われた。

100人程度しか収容力はない。

音響状態は、全く良くない。

Sps20090822ccb



最初に、ドリス・モンテイロが登場し、

数曲歌った。

Sps20090822ccc



ドリス・モンテイロも、声に力がなくなっていたようだ。

Sps20090822ccd



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そして、お目当てのビリー・ブランコが登場した。

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足がもうさすがに丈夫ではなくなっているようで、

ゆっくりと歩いてきた。

Sps20090822ccg



そして、ステージの真ん中に置かれた椅子に座った。

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ただ、眼光は鋭い。

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声は、力強かった。

Sps20090822ccm



長生きしているだけあり、

ネタもいっぱいお持ちで、

しゃべりも非常におもしろかった。

ただ、ねたふりを、ギターをやっている息子にしてもらわないと、

何を話してよいか、わからなくなっていたところが、

やはり年だった。

Sps20090822ccn



ドリス・モンテイロも出てきて、一緒に歌った。

Sps20090822ccp



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そして、

ドリス・モンテイロに手を引かれて、

ステージをあとにした。

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客層は、極めて高く、

老人ホームのようだった。

Sps20090822ccv



ところで、このコンサートの観客席に、客として来ていたのが、

大歌手(背は小さいが)のクラウデッチ・ソアレス

コンサートが終わったあと、

クラウデッチ・ソアレスも、サインを求められつづけていた。

Sps20090822ccw



コンサートの開始前に、写真をお願いしたら、

簡単に受けていただいたし、

お話もできた。

大感激。

家宝にしようと思う。

あまりに身長が違うので、

屈もうとしたら、屈まなくていいからと言われた。

Sps20090822cca



このコンサートは、

3日間行われたのだが、

無料だった。



ドリス・モンテイロとビリー・ブランコは、

昨年は、この企画で、各地で一緒にコンサートを行っていたようだ。



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2009年のコンサートの中では、

印象に残るものだった。



音は最悪だったが。




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