ブラジル・サンパウロのコンサート2009 その14 Jorge Vercillo。
2009年に行ったコンサートについて、紹介をしている。
2009年は、歴史的中心部セントロにあるサンパウロ市立劇場が、2度にわたり改装を行い、ほとんど閉鎖されていたことで、このサンパウロ市立劇場にはほとんど行くことができなかった。
今も、まだ閉鎖中である。
このサンパウロ市立劇場は、サンパウロ市立交響楽団などのコンサートがほぼ開催されていたのだが、ことしは、別の小さな会場に移して、演奏を行っていた。
このことと、演奏のプログラムにあまり好みのものがなかったこともあって、2009年は、クラシックのコンサートにほとんど行っていない。
12月の第1週までに、40をちょっと越えたくらいのコンサートに行っている。
2008年よりも、10ほど少ない。
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ブラジルでは、
クラシックのコンサートをConcertoといって、
その他の音楽のコンサートはShowといって区別しているようだが、
ここではすべてコンサートとする。
コンサートの音源は、音質に難がある場合もあるが、ほとんどあるのだが、
スペースの問題で、当分の間、省略する。
※ブラジルのコンサートの様子をどうしても知りたいという、希望者があれば、
個人的に何とか対応したい。
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2009年8月27日(木)21時00分から、
サンパウロ市のメモリアル・ダ・アメリカ・ラチーナで開催されたのが、
ジョルジ・ヴェルシロJorge Vercilloのコンサート。
このメモリアル・ダ・アメリカ・ラチーナで、
彼のようなタイプのミュージシャンのコンサートが開催されるのは非常に希である。
ブラジルにおけるAORの第一人者と目されており、
それなりのキャリアがあり、
自作のヒット曲も数多く持っている。
このコンサートは、若い女性を中心とした多くの観客が見込まれると思ったのか、
シモン・ボリバール公会堂のステージを挟んだ両面の観客先に客を入れた。
このような構造になっていることは前から知っていたし、
どちらの観客席にもいったことはあったが、
同時に両面に客を入れたのは、初めての経験であった。
このジョルジ・ヴェルシロは、
若く見えるが、
実は40歳を超えている。
両面のステージの観客に対応するために、
ステージを行ったり来たり。
途中で、
アルゼンチン人のゲストが出てきたが、
はっきり言って、
観客にはちょっと興ざめ。
コンサートも最後になると、
おきまりのことだが、
女性たちがどっとステージに向かった。
若い女性が多かったが、
ついこの間まで若い女性だった人の方が多かった。
ジョルジ・ヴェルシロで青春を過ごしたような人たちだ。
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