高すぎるシュラスコ
今日は、何となく昼ご飯を食べ損なった。
昼ちょっと前に出かけて、ついついお昼ご飯の時間を
逃していた。
夕方になってShopping D&Dという家具とインテリアを
中心とした店ばかりの所に行ったが、
価格もさることながら、モダンなデザイン性を重視しすぎていて、
趣味が合わないものが多く、ちょっとがっかりした。
ここで良いものが見つかるよとブラジル人から推薦を受けていたのだが、
方向が違った。
超クラシックな我が家には、クラシックなものでなくてはならないと思う。
このショッピング・センターは、土曜日の今日は午後8時に閉まるとあり、
閉店まで一時間しかなかったことと、まともなレストランは
「東京は表参道にもあるバルバコア」だけだったので、
別のところで食べることにした。
上述のように、お昼を抜いたので、おなかのキャパは十分あった。
だから、シュラスコを食べさせてくれるシュラスカリアに行くことにした。
日本でよく見られる次々に肉を持ってくるタイプのシュラスコは
Rodizioという。 くるくると次から次に持ってくることを言う。
これに対して、特定の部位の肉を一つだけ注文するタイプのものは
a la carteという。
だいたい、後者の方が高級レストランである。
Rodizioのほうは、家族向けとか大人数向けといった感じで
高級ではない。
だいたい、一人前R$20に飲み物やデザートやサービス料を加えて、
まちがってもR$40(1500円強)はいかないと、思っていた。
今日は、今サンパウロでもっとも高級なレストランが
集まっているItaim Bibiの隣のVila OlimpiaのAv.Bandeirantes沿いにある
Fogo de Chaoというレストランに行った。
サンパウロ市内には、3カ所あって、前から一度行ってみようと思っていた。
アメリカにも4カ所も店があるそうだ。
車を玄関前に止めて、預けてしまう。
店内に案内される。
サラダ・バーがあるから、間違いなくrodizioタイプの店だ。
ちょっと内装も良いので、やや高級だと思った。
時間も19時ころでちょっと早く、まだ全然空いていた。
普通、土曜日の夜のブラジル人は21時とか22時ころにやってくる。
Rodizioなので、メニューはない。
飲み物を口頭で注文する。
カイピリーニャにした。
それから、サラダバーにいって、色々と勝手に取ってくる。
最近のサンパウロのシュラスカリアには寿司や刺身がおいてあるのだが、
ここにはなかった。
そこが、またまっとうに思えた。
次々に持ってくる肉は十分に美味しい。
斬ってくれる一切れ一切れが、それほど大きくない。
また、塩味も強くない。
すっかり、ブラジル人も健康志向になってきているので、
こうなんだと納得していた。
お酒も飲まないブラジル人も増えた。
おなかがいっぱいになったので、
デザートを注文することにしたら、メニューを持ってきた。
だいたい、一品がR$8からR$14もする。
「げっ!」 300円から500円以上もするということだ。
普通のシュラスカリアでは、ワゴンにその日のデザートを持ってきて
みせて、その中から選ぶものも多い。
ドリンクの値段も出ていた。
なんとカイピリーニャがR$10もしていた。400円弱だ。
日本での値段の様だ。
これでは、お肉の方はいくらなんだろうと今更ながら
気になってきた。
だいたい全部でR$100で済むんではないかなんて、
算段していた。
4000円弱だ。
お勘定を頼んだ。
びっくり。
R$160ちょっと。
結局サービス料を入れて、R$180ちょっと。
つまり7500円くらいだろうか。
2人で、こんなに高いとは思わなかった。
ブラジルで平均的に高い日本食レストランでも、
これではおつりが十分来るくらいだ。
だいたい、
ブラジルは、高い店と安い店の差が大きすぎる。
シュラスコのRodizioで、こんなにするとは全く予想外だった。
ちょっと、失敗の巻だった。
勿論、それ相応に美味しいのは事実だが。
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