quinta-feira, 19 de março de 2015

2015年もまだまだ「疾走中」は続いています。

「昼」に駈け、「夜」を抜け、「疾走中」。

失踪中ではありません。

最新の状況は、Facebookへ。

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sábado, 25 de dezembro de 2010

ブラジル・サンパウロの「第九(合唱)」。

ブラジルでは、
年末にベートーベンの交響曲第9番のいわゆる「合唱」を、
そこら中のオーケストラが演奏するといった奇矯な習慣はない。

季節的にはどうかというと、
年末にはというより、
ナタウ(=クリスマス)前には、
コーラスの合唱会が急に増える。

クリスマスにちなんだ宗教的な楽曲には、コーラスがあるのものが多い。
もしくは、バッハやヘンデルのようなバロックもよく演奏されることになる。
教会で聴くと、雰囲気がよい。

ブラジルは、
なんといっても欧州移民が作った国である。
文化の基本は、欧州文化であることはいうまでもない。

クラッシックの演奏会は、日常的に、市内各所で開催されている。
日曜日などは、選択に迷うほどだし、一日に3-4カ所も回ることもある。
そこでは、場所にもよるが日系人は意外に多いのだが、日本企業の駐在員らしい姿を見ることはまずない。

さて、
10月5日に一日だけ行われた、その「第九」が演目の演奏会があったので、
万難を排して、行ってきた。

拙宅からは、夜ならば、車で、10-15分ほどで行ける会場であるが、
主催者の関係で、入場券の入手は別のところであったので、
狙った席を確保するために、ちょっと汗をかいた。

サンパウロ市立交響楽団と合唱団によるものである。
※長さの関係で、分割を余儀なくされているものもあるが、ご了解いただきたい。

第1楽章から第4楽章まで、すべての映像がある。
時間に余裕があれば、御覧いただきたい。


「第1楽章」

「第2楽章」

「第3楽章」

「「第4楽章」(有名な「喜びの歌」はここにある)

演奏終了後。

2011年には、3月17日から20日まで、
サンパウロ州立交響楽団が、
「第九」を演奏することになっている。

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segunda-feira, 10 de maio de 2010

ただいま「疾走中」。

「昼」に駈け、「夜」を抜け、「疾走中」。

失踪中ではありません。

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quinta-feira, 1 de abril de 2010

ブラジル・サンパウロのグラフィッチ(壁絵) その306 Os gêmeos 165。

ブラジル・サンパウロの中心部に多いグラフィッチ(壁絵)。

サンパウロの数あるグラフィッチの中でも、もっとも絵画的に鮮やかで、
かつ、その地域にマッチしている作品を描き続けている作家は、何と言っても、
有名なパンドルフォ兄弟である。

二人は、双子のなので、
Os gêmeos(=双子の意味)と名乗り、作品のそばに署名を残している。
パンドルフォ兄弟は、国際的に有名になった今でも、グラフィッチをサンパウロ市の街角で描き続けている。

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このOs gêmeosについては、
雑誌Pen誌で、
すでに2005年にとり上げられている。

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前回紹介した、パンドルフォ兄弟による作品は、
サンパウロ市南部のイビラプエラ公園にあるMAM(Museu de arte Moderna=現代美術館)の入り口に向かって、右側にある。
Sps20100330co

制作は、すでに完了している。
Sps20100330ct

ただ、正式に「展示」が始まっているのかどうかは、わからない。
作品の前には、無粋な柵がある。
Sps20100330cp

現在MAMで開催されている展覧会は、
1月12日(火)に始まり、4月4日(日)に、終了する。
終了間近の展覧会のために、今頃作成されるわけもないので、
次の展覧会の出展作品かもしれない。

それにしては、早すぎるし、
開幕までは、何かで隠していてもよいものだろうが。
よくわからない。

発見したときは、
深夜だったので、
あまりに光が足りなかった。
それで、晴れた日の午後に、撮り直しのために、行ってみた。

この作品はあるところは、
長いひさしがあるようのもので、
これにより、光線が横方向からのものが、ほとんどとなっている。
Sps20100330cq

どうしても、作品の真ん中あたりの、光が強く、反射が出てしまうのである。
Sps20100330cs

光が弱い、曇りの日に、また取り直すのがいいのか、
それとも、
この場所に朝日がもっと差し込む、朝早くがよいのか、
考えているところである。
Sps20100330cr

疑似パノラマにしてみた。
※クリックすると拡大する。
Sps20100330czf

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segunda-feira, 29 de março de 2010

ブラジル・サンパウロのグラフィッチ(壁絵) その305 Os gêmeos 164。

ブラジル・サンパウロの中心部に多いグラフィッチ(壁絵)。

サンパウロの数あるグラフィッチの中でも、もっとも絵画的に鮮やかで、
かつ、その地域にマッチしている作品を描き続けている作家は、何と言っても、
有名なパンドルフォ兄弟である。

二人は、双子のなので、
Os gêmeos(=双子の意味)と名乗り、作品のそばに署名を残している。
パンドルフォ兄弟は、国際的に有名になった今でも、グラフィッチをサンパウロ市の街角で描き続けている。

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このOs gêmeosについては、
雑誌Pen誌で、
すでに2005年にとり上げられている。

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パンドルフォ兄弟のグラフィッチの新作を、
全く発見できていない。

見つけるのは、旧作が、どんどんと消えていることだけである。

いま、サンパウロ市内で、
パンドルフォ兄弟のグラフィッチはもう30も残ってはいないのではないかと思う。

彼らが、世界的に評価され、偉くなり、
作品にかなりの金額がつくようになった今、
そこいらにおいそれと作品を残すわけにはいかなくなったのかも知れない。

事実、いくつものグラフィッチや落書きが描かれた壁から、
彼らの作品だけが塗り消されているものを、
よく見かけるのである。

グラフィッチ・コレクターというのがいて、
撤去もしくは移設可能な場所に描かれたグラフィッチを、
その絵が描かれた場所のオーナーと交渉して、
買い求める人たちがいるらしい。

そうなると、作品の所有権は誰に帰属するのかという問題になってくる。

元々、勝手に他人の財産に描いたこと自体は、犯罪である。
描かれた人の財産に描いたので、その所有者に帰属することになるのだろうか。

それを買った人が所有権を得ることができるのだろうか。

パンドルフォ兄弟のように、単なるグラフィッチ描きを遙かに超えてしまって、
その作品一点一点に値段がつく存在になっている場合、
もうただで描くわけにはいかなくなっているはずである。

特定の画商とでも契約していれば、
その画商はいい顔をしないはずだ。

だが、彼らのルーツが、サンパウロのやや不穏な地区に描かれた、そのあたりに生活している人々の描いたグラフィッチであることは間違いない。
そのグラフィッチ活動を止めてしまうことができるのだろうか。

それとも、本当に描きたかったのは、「メルヘン」な作品なのだろうか。

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このところ、彼らは、サンパウロにいて、
大作の制作に掛かっていた、という報道があった。

その作品は、
グラフィッチではなく、
彼らがプロドゥソンと呼ぶ壁画である。

横15メートルで、高さが2.5メートルくらいであろうか。

かなりの数の、彼らのキャラクターが描き込まれている。

完成間近のようだが、
完成していない段階で、
そのプロドゥソンを見つけたので、とりあえず撮影しておいた。
Sps20100327pibg

撮影時間が、深夜の23時頃だったので、色調にも問題があるかも知れない。

改めて、日中に、撮影し直しておこうとは思っている。

この作品のために、
3人の警備員が張り付いていた。

パンドルフォ兄弟は、そういう存在になっているのである。

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何度も書いているが、
好きなのは、やはり街角のグラフィッチである。

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segunda-feira, 22 de março de 2010

第29回サンパウロ・ビエンナル その1 ポスター発表。

今年2010年は、2年に一度の「サンパウロ・ビエンナル」の開催年に当たる。
※※「サンパウロ・ビエンナーレ」ではない。
   「サンパウロ・ビエナウ」の方が、より正確だろうが、
   今まで「サンパウロ・ビエンナル」としてきたので、
   ここではそのまま踏襲する。

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サンパウロ・ビエンナル財団Fundação Bienal de São Pauloは、9月21日(火)から12月12日(日)まで開催されることが予定されている、第29回のこの美術展のポスターを発表した。

サンパウロ・ビエンナル財団のデザイン及びビジュアルID・チームのコンセプトで、ポスターは、アラゴアス州出身の詩人のジョルジ・ジ・リマの言葉"Há Sempre um Copo de Mar para o Homem Navegar"をベースにしている。
この言葉は、第29回サンパウロのタイトルともなっている。

ポスターは、先週、このイベントの最初の講演が行われたアレーナ劇場Teatro de Arenaの入り口に掲げられた。
財団によると、このポスターは、今回のビエンナルの「平易な隠喩」"metáfora singela"となっている。
Sps20100318bbcartazbienal2

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"Há Sempre um Copo de Mar para o Homem Navegar"の、的確な訳を思いつかない。

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あまりにお粗末だった第28回サンパウロ・ビエンナルのあとなのだが、
財団にお金がないのは変わりがないようだ。

昨年11月だったと思うが、
展示企画責任者(=学芸員ではちょっと説明がたりない)を補佐する”外国人”企画員7人が発表されたが、その一人は日本人女性だった。

招待作家も、第1陣が発表されているが、その中には日本人はいなかったようだ。

サンパウロ・ビエンナル財団のサイトは、全く更新がなされておらず、
公式発表を、今のところ、見つけることはできない。

マスコミや美術関係のサイトや美術関係者のブログなどから、情報を得るしかない。

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sexta-feira, 19 de março de 2010

ブラジル・サンパウロのグラフィッチ(壁絵) その304 Os gêmeos 163。

ブラジル・サンパウロの中心部に多いグラフィッチ(壁絵)。

サンパウロの数あるグラフィッチの中でも、もっとも絵画的に鮮やかで、
かつ、その地域にマッチしている作品を描き続けている作家は、何と言っても、
有名なパンドルフォ兄弟である。

二人は、双子のなので、
Os gêmeos(=双子の意味)と名乗り、作品のそばに署名を残している。
パンドルフォ兄弟は、国際的に有名になった今でも、グラフィッチをサンパウロ市の街角で描き続けている。

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このOs gêmeosについては、
雑誌Pen誌で、
すでに2005年にとり上げられている。

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サンパウロ市の歴史的中心部セントロの南を回って、
サンパウロ市の東西を結ぶ大幹線道路のラヂアル・レスチ・オエスチ付近には、
パンドルフォ兄弟の作品が、
いくつもあり、
今までにそれらをずいぶんと紹介してきた。

また、
新たな作品が描かれているのを、
2月中旬に発見した。

場所は、
東から西へ向かう車線が、
リベルダーヂのグロリア通りの下を通りかかる道路壁である。
つまり、三重県橋(正式名称)の橋脚部分である。
Sps20100213ci

Sps20100213cm

Sps20100213cj

Sps20100213ck

Sps20100213cl

どういう訳か、
この橋脚下には、あまり住民が居着かないようだ。
他の橋脚下には割と見かけるのだが。
Sps20100227cb

この場所への歩いての、
アプローチはかなりおすすめできない。
西側からでは、ヴィンチ・トレース・ヂ・マイオ大通りあたりから歩道を歩くことになり、片道数百メートルは無防備な状態になる。
Sps20100213cn

東側は、グリセリオ通りから入るしかないが、自殺行為としか言えない。
どうしてもというならば、
三重県橋の袂から、路側の植栽を通り抜けて降りるしかないが、思った以上に急斜面で、足下に気をつけなければならない。
Sps20100227ca

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最近、ますます、パンドルフォ兄弟の新作に巡り会う確率が減っている。
作品が、今まで集中していた地区を中心に、探索を行っているのだが、どうも見あたらない。

今回の作品を発見して以降は、全く成果がない。

パンドルフォ兄弟が、世界的な評価を受け、大家になって、
「芸術作品」の作成で、世界を飛び回ったり、
アトリエに籠もったりしている時間が増えているのかも知れない。

前にも述べたが、
気に入っているのは、
サンパウロ市の街角に、密かに描かれたグラフィッチである。
「美術展」で見る作品ではない。

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quinta-feira, 4 de fevereiro de 2010

ブラジル・サンパウロのグラフィッチ(壁絵) その303 Os gêmeos 162。

ブラジル・サンパウロの中心部に多いグラフィッチ(壁絵)。

サンパウロの数あるグラフィッチの中でも、もっとも絵画的に鮮やかで、
かつ、その地域にマッチしている作品を描き続けている作家は、何と言っても、
有名なパンドルフォ兄弟である。

二人は、双子のなので、
Os gêmeos(=双子の意味)と名乗り、作品のそばに署名を残している。
パンドルフォ兄弟は、国際的に有名になった今でも、グラフィッチをサンパウロ市の街角で描き続けている。

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このOs gêmeosについては、
雑誌Pen誌で、
すでに2005年にとり上げられている。

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サンパウロ市の歴史的中心部セントロから、サンパウロ市の東部に向かって一直線に向かって延びる大幹線道路のラヂアル・レスチと呼ばれる大体片側3-4車線はある広い道路がある。

このラヂアル・レスチでは、セントロから東部に向かって、アルカンターラ・マシャード陸橋で、鉄道を越えるあたりまでは、今までにいくつものパンドルフォ兄弟の作品を発見していた。
それよりラヂアル・レスチを東に進んだところでは、道路沿いで、過去にパンドルフォ兄弟の作品を見つけたことはなかった。

ラヂアル・レスチを越えるブレッセル陸橋の橋脚に描かれていた作品の撮影のために、事前現地調査をしているときに、さらにもう1点の作品を発見した。

パンドルフォ兄弟の作品を発見したら、そのあたりにまだいくつかある可能性が高いのだが、今回もその通りだった。

新たな作品も、ブレッセル陸橋の橋脚に描かれていた。
ただし、ラヂアル・レスチを挟んだ反対側である。

ところが、道幅だけの距離にしても、条件はさらに厳しいものに思えた。

発見日に、とりあえずの撮影をしておいたのだが、
作品の背後がいかに荒廃しているかが、一目瞭然である。
Sps20100117cf

ラヂアル・レスチは、大幹線道路であり、駐車禁止である。
ならば、車は写真にあるようなところに止めなければならないのだが、そこから歩いて、グラフィッチの撮影をするという「間の抜けたこと」を、どう理解して貰うかを、考えただけでも、頭が痛くなった。

というのは、陸橋の下には、20人近い住民がお住まいになっていたからである。
もちろん、お仕事のない休日には、さらに人数は多くなる。
実は、陸橋下だけではなく、この陸橋の北側にはかつての貨物駅があり、その元駅舎の軒先にも、住民がいっぱいで、その数は全部で100人にはなりそうなところだった。
Sps20100118cf

その人たちが、直ちに危険ということは全くないのだが、
「写真の撮影」には敏感な人も多いので、
十分な配慮をしなくてはならないのだ。

だが、こんなところに何回も来てもいられないので、
最初に発見した作品の撮影のあとに、
道の反対側から改めて現場を観察して、
一気に決行することにした。
Sps20100118cl

作品の前に、
ちょうどサンパウロ市の道路管理をしている交通エンジニアリング公社の車が止まり、その職員がおられたからだ。
Sps20100118ct

その人を頼りに、そしてその人と話をして、
住民たちを刺激することがないように、さっと撮影を完了させた。
Sps20100118cq

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Sps20100118cs

ちょうど作品の前に、就寝中の方がおられたのだが、熟睡されていたは、幸いであった。
Sps20100118cp

Sps20100118co

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撮影をしたあと、離れたところから、また作品を見ていたのだが、
作品の前でお休みだったこの方は、このあと目が覚められたようだった。
Sps20100118cx

Sps20100118cy

Sps20100118cz

久しぶりに、緊張した撮影になるかと思っていたのだが、思ったよりあっさりと終了した。
ただ、もう再度訪問はしたくない。

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quarta-feira, 27 de janeiro de 2010

ブラジル・サンパウロのグラフィッチ(壁絵) その302 Os gêmeos 161。

ブラジル・サンパウロの中心部に多いグラフィッチ(壁絵)。

サンパウロの数あるグラフィッチの中でも、もっとも絵画的に鮮やかで、
かつ、その地域にマッチしている作品を描き続けている作家は、何と言っても、
有名なパンドルフォ兄弟である。

二人は、双子のなので、
Os gêmeos(=双子の意味)と名乗り、作品のそばに署名を残している。
パンドルフォ兄弟は、国際的に有名になった今でも、グラフィッチをサンパウロ市の街角で描き続けている。

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このOs gêmeosについては、
雑誌Pen誌で、
すでに2005年にとり上げられている。

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パンドルフォ兄弟の未紹介作品のストックが、昨年12月末でやっと無くなったのだが、肩の荷が下りたようでもあり、また手持ちの在庫が無くなったようで寂しくもあった。
パンドルフォ兄弟の作品の発見の確率が、昨年後半からますます減っていたからである。

昨年11月中旬から、ある事情であまり徘徊をすることができなくなっているのだが、わずかな機会を見つけては、引き続き作品の発見に努めている。

しかし、1月になったとたんに、また何体か発見できたことは、非常に喜ばしい。

サンパウロ市の歴史的中心部セントロから、サンパウロ市の東部に向かって一直線に向かって延びる大幹線道路のラヂアル・レスチと呼ばれる大体片側3-4車線はある広い道路がある。

このラヂアル・レスチでは、セントロから東部に向かって、アルカンターラ・マシャード陸橋で、鉄道を越えるあたりまでは、今までにいくつものパンドルフォ兄弟の作品を発見していた。
それよりラヂアル・レスチを東に進んだところでは、道路沿いで、過去にパンドルフォ兄弟の作品を見つけたことはなかった。

ラヂアル・レスチも、このところあまり通っていなかったのだが、たまたまサンパウロ市の東の方に住んでいる人をその人の家まで送っていこうという親切心がわいたので、他にも道がないわけでもないのだが、敢えて通ってみた。

そしたら、作品を発見した。
ラヂアル・レスチを越えるブレッセル陸橋の橋脚に描かれていた。
Sps20100109cd

信号で止まっている間に、窓を開けて、とにかく写真におさめた。
送っていく人がいたので、この日は、ロケハンをすることもなく、終えた。
Sps20100109ce

Sps20100109cf

それからまたしばらくして、まずロケハンをかねて、作品のあるあたりに向かった。
作品が、まだその場所に残っているかどうかも気になっていたからである。
Sps20100117cd

このラヂアル・レスチは、日曜日でも、この道路沿いでは駐車はできない。
どこで止めたら、もっとも安全に作品の前まで行けるのかなどを検討した。

作品の脇には、その陸橋の下あたりにいる住民の家財道具らしきものがあり、そういったことにも経験上配慮しなくてはならないと思っていた。
Sps20100117ce

それに、この通りは、車の通りは多いが、特に日曜日は人があまり歩いていない。
そのかわりに、日曜日は住民などがお休みになられているわけで、休日の撮影は、
できれば避けた方が良さそうな環境にあった。

そういったことがロケハンを通じて、判断できたので、
次の機会に、一気に撮影を強行した。
Sps20100118ce

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陸橋の下は、このあたりのコミュニティーが使用していて、カルナヴァル(=カーニバル)のアレゴリア(=山車)を制作していた。
2月のカルナヴァルにはこのあたりを練り歩くのだろう。
Sps20100118cw

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segunda-feira, 25 de janeiro de 2010

ブラジル・サンパウロのグラフィッチ(壁絵) その301 Os gêmeos 160。

ブラジル・サンパウロの中心部に多いグラフィッチ(壁絵)。

サンパウロの数あるグラフィッチの中でも、もっとも絵画的に鮮やかで、
かつ、その地域にマッチしている作品を描き続けている作家は、何と言っても、
有名なパンドルフォ兄弟である。

二人は、双子のなので、
Os gêmeos(=双子の意味)と名乗り、作品のそばに署名を残している。
パンドルフォ兄弟は、国際的に有名になった今でも、グラフィッチをサンパウロ市の街角で描き続けている。

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このOs gêmeosについては、
雑誌Pen誌で、
すでに2005年にとり上げられている。

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サンパウロ市の歴史的中心部セントロの南側リベルダーヂ地区を南北に割って東西に延びる大幹線道路のラヂアル・レスチ・オエスチが通っている。
この大幹線道路のリベルダーヂ付近には、今までいくつもパンドルフォ兄弟の作品が描かれてきている。
Sps20100118cb

また、新たにラヂアル・レスチ・オエスチの道路壁に、パンドルフォ兄弟による作品が描かれた。

場所は、ラヂアル・レスチ・オエスチの西行きで、リベルダーヂ大通りの陸橋を過ぎたあたりで、ヴィンチ・ツレース・ヂ・マイヨ大通りとの立体交差の手前になる。
Sps20100117cj

Sps20100117ck

この場所は、路側に歩道はあるが、一般の道からは、なかなか近寄りがたいところである。

まずは、8車線を隔てた向かい側から、とりあえず撮影を行った。
Sps20100117cg

いつ消されてしまうかわからないので、一刻も早く映像に残しておくのだ。
Sps20100117ci


8車線のこのラヂアル・レスチ・オエスチは、日曜日でも交通量が少なくないし、80キロ程度のスピードで、車が走ってくるので、横断は自殺行為だ。
Sps20100118cc

ここあたりはもうよく知っているので、実際のロケハンは2回だけで、あとは頭の中でシュミレーションをして、実際の撮影に臨んだ。

この作品の先を右に曲がり、200メートルほど先のヴィンチ・ツレース・ヂ・マイヨ大通りの側道に車を止めて、作品まで小走りに向かった。

いつものように、手早く撮影を済ませた。
Sps20100118czc

Sps20100118cze

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文字まで入れて正面から作品をとらえるには、どうしても車線に出なくてはならなかったのでそれはあきらめた。
Sps20100118czg

Sps20100118czf

文字の意味は、「道路で飢えている沢山の子供たちがいる」だ。
Sps20100117ch

この作品の道を隔てたほぼ向かい側には、以前に紹介した作品がまだ健在である。
Sps20100118czh

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