ブラジル・サンパウロのグラフィッチ(壁絵) その56 「大作が消された」ことの報道。
ブラジル・サンパウロの中心部に多いグラフィッチ(壁絵)。
ブラジルでは、あの壁絵の類をグラフィッチGrafittiと呼ぶ。
サンパウロの数あるグラフィッチの中でも、もっとも絵画的に鮮やかで、
かつ、その地域にマッチしている作品を描き続けている作家は、何と言っても、
有名なパンドルフォ兄弟である。
二人は、双子のなので、
Os gêmeos(=双子の意味)と名乗り、作品のそばに署名を残している。
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このOs gêmeosについては、
雑誌Pen誌で、
すでに2005年にとり上げられている。
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バンドフォ兄弟は、多作である。
今も、描き続けている。
なかった所に、新作を発見することも多い。
ただし、消されてしまったものもある。
彼らの多くの作品は、
かなり治安的に問題があるところにある。
サンパウロ市の中心部周辺のカンブシCambuci、リベルダーヂLiberdade、ベラ・ヴィスタVela Bistaのそれも低地地区にほぼ集中している。
カンブシは彼らの出身地区で、各ブロックごとに、作品があるといえるくらいだった。
撮影には、かなり手間暇がかかったところもある。
作品を発見しても、その時は撮影不可能と判断して、
最適な撮影場所やタイミングを求めて、何度も通ったところもある。
描いた彼らはもっと大変だっただろうか。
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8月まで、ロンドンLondresにある、世界で最も重要な美術館の一つであるテイト・モダンTate Modernで、彼らの作品を見ることができる。
二人で、os gemeosというグスタヴォGustavoとオタヴィオOtávioのパンドルフォPandolfo兄弟、フランシスコロドリグェスFrancisco RodriguesことヌンカNuncaは、サンパウロ市の屋外にグラフィッチと同じスタイルで、パネルを使っていた。
しかし、もうそれを見ることはできない。
3人は、ベラ・ヴィスタBela Vistaのヴィンチ・トレス・マイヨ23 de Maioとコスタ・イ・シウヴァCosta e Silvaの交差するところにある、さらに3人の造形作家(オタヴィオOtávioの妻のニナ・パンドルフォNina Pandolfo、ヴィツシェVitchéとエルベryト・バグリオーニHerbert Baglione)とともに描いた、680メートルあるサンパウロで最も重要な壁の一つが灰色のペンキで塗られたのを発見した。
市の広報を通じて、市は公共の場所から落書きを消すために契約した企業によるものと認めた。
清掃は、看板から、果ては芸術家の壁にまで至っていると、広報は言った。
市との契約で、「ミス」として、作業は中断し、一部は残っている。
「尊重していない。 スコットランドEscóciaの城に描いた。 ニューヨークNova York市役所は我々を招待した。 我々は、世界中で尊敬され、知られている。 ここ、我々のホームではそうではない」とオタヴィオOtávioは言った。
市役所は、今、芸術家たちは公認されたグラフィッチがあるほかの場所の場所を知らせるために接触するように要求している。
この作品は、2002年に、当時のマルタ・スプリシー市長の公認で、3ヶ月かかって描かれた。
「市の完全なサポートがあった。 次の代になって消されたが、市のロゴマークも入っていた」
Os gemeosは、多くの彼らの作品がすでに町の景観から消えたといっている。
「3つの大作品が消えた。 小さな作品は言うこともできない」と、オタヴィオOtávioは言った。
ヌンカNuncaは、100から150の作品が消されたと明言した。
「怒った。 仕返しすると言っておく。 壁絵を消すな。 サンパウロのアートの歴史の一部を消すことだ。 市役所はおおやけに謝る必要がある」と、ヌンカNuncaは言った。
ニナ・パンドルフォNina Pandolfoは、「アートの場所までが、美観条例Lei Cidade Limpaで撲滅するべき汚れなの」と言った。
彼女にとって、「サンパウロSão Pauloにはもう地平線がない。ただビルだけだ。 それらは、灰色、黄色、もしくは白のトーンだ。 壁に色をつけることで、地平線が広がる」。
「20080705JNsp2-Grafite.wmv」をダウンロード
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Os gemeos(=双子の意味)のパンドルフォ兄弟は、とても有名なグラフィッチの作家である。
ロンドンの作品についても、報道された。
スコットランドで城に色をつけたのも、報道されている。
双子のパンドルフォ兄弟の一人オタヴィオの妻が、ニナ・パンドルフォの作品も、サンパウロ市内でよく見つけることができる。
すでに、紹介したものもある。
いま、このニナ・パンドルフォは、サンパウロ市内の画廊で、初めての個展を開催中である。
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問題になった「壁絵」は、この連載のはじめに紹介している。
パンドルフォ兄弟の部分については、何とか撮影していたのだが、不十分なので、再撮影を考えていたのだが、それも不可能になった。

やはり、急いで撮影を進めなくてはならない。




























































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